自社開発エンジニアは受託開発エンジニアと何が違う?

自社開発エンジニアとは、社内で運用するサービスや商品の開発に携わるエンジニアを指します。社内のニーズに合わせて企画から開発、そしてサービスのリリースや運用保守に至るまで、全て社内で一貫して行うという点が、自社開発エンジニアの大きな特徴です。

一方の受託開発エンジニアの場合には、他社から案件を受注し、設定された納期に向けてシステムの開発を行います。案件ごとに求められるスキルが異なるだけでなく、納期に向けてスケジュール管理やコスト管理をするなど、自社開発管理とは異なるスキルが必要となります。

自社開発エンジニアは、受託開発エンジニアと比較して、働き方にも大きな違いがあります。

たとえば、残業時間が少ない傾向にあるという点です。クライアントが社内なので、設定した納期は絶対というわけではなく、比較的スケジュール調整しやすいものです。そのため、納期に向けて無理な残業が求められにくく、残業なしで開発するプロジェクトも少なくありません。

一方の受託開発エンジニアは、クライアントとの契約で定めた納期があり、遅延すると違約金が発生するなど、会社に大きな損失が出てしまいます。そのため、納期を絶対的なものととらえ、納期が近づくと残業時間はどうしても増えてしまいます。

また、労働時間が異なります。自社開発エンジニアの場合、就業規定で定められた労働時間外に働くことは、ほぼありません。システムの運用や保守においては、労働時間外に対応することはあるかもしれませんが、案件ごとの緊急性に合わせてフレキシブルに対応できます。