10年前までは男性の割合が圧倒的に高かったエンジニア職ですが、近年では企業が積極的に女性にとって働きやすい職場環境を整備したり支援制度を促進したりしているため、女性エンジニアの割合も増えています。これからエンジニアとして活躍したい女性にとっては、どんな点を注意しながら就職先や転職先を見つけたら良いのでしょうか。
1つ目のチェックポイントは、労働時間に対する職場環境の整備がどうなっているかという点です。エンジニアのお仕事は、納期が近づいたりするとどうしても労働時間が長くなりやすい傾向があります。そうした職種による特性を考慮しながらも女性が育児や家庭と仕事を両立するためには、企業がフレックス制を導入していたり、ノー残業デーや時短ワーク制度などを取り入れている職場がおすすめです。
また、自社サービスを開発しているエンジニアや、社内SEなどのエンジニアは、比較的残業が少ないため、規則正しい勤務時間が期待できます。
2つ目のチェックポイントは、ライフイベントへの対応がどうなっているかという点です。女性のライフステージには、妊娠や出産、そして育児が大きく関わります。こうしたライフステージによっては、長時間の労働が難しかったり、子どもの体調不良などで出社が難しいこともあるでしょう。仕事探しにおいては、フレックス勤務や時短勤務を導入していたり、リモートワーク制度が完備されているような職場がおすすめです。
女性エンジニアの場合、パートナーとどのぐらい育児分担ができるのか、また実家など周囲でサポートしてくれる人はいるのかといった点も含め、自身にあった雇用形態で働くこともぜひ検討しましょう。